2020/08 博士号、直で取るか?隔てて取るか?(前篇)

あらゆる出来事でピークを迎えた1ヶ月だった。 今振り返ると、そこまでタスクが山積していた訳でもなかったんだけど、心が追い付いていないような感覚。 本来休むつもりでいた7月に、ゆっくりと呼吸を整えられたかったことが大きく影響したのかもしれない。 どうにも鬱っぽくなりがちで、如何ともし難い日々が続いた。

博士後期課程の入学選考を受けた。 今年度はコロナの影響もあって、リモートでの実施。 でも、審査員の教員方は全員同じ会場に集まっているようで、リモートでやる意味?と正直思った。 発表自体は、前回の教訓を元に入念に資料を作ったおかげか、そこまで悪くはなかったかな。 評判も上々だったらしいし、9月の公示も問題はないはず。

話は逸れるけれど、そもそも僕が博士後期にそのまま進学するか、就職するかで迷っているのには理由がある。 それは、「博士後期には行きたいけど、何時が良いのかが分からない」ということだ。

僕が幼かった頃に父が博士号を取り、海外で研修に行ったり、特許やプロジェクトをバリバリ進めていく姿を見て、博士号に憧れみたいなものを感じていた。 今の研究も勿論楽しいし、博士後期の先輩も尊敬しているし、今後取り組んでみたいテーマもある。 そう考えると、博士後期に行くという選択肢に対して、足を踏み入れたいと思うのは当然なのかもしれない。 だけど、果たしてそれが今なのか?もう少し時間を置いて考えてみてもいいんじゃないか?とも思うのだ。

この1年半、学振を書いたり、中期の企業インターンに行ったり、深く考えてみたけどその答えは出なかった。 ぶっちゃけた話、この問題には最適解どころか満足解すらもないんだと思う。 どっちかを選んでも必ず未練は残る訳で、次の次のフェーズが来るまで心の片隅に置いておくべきなんだろう。

この結論は、学振の結果が出る10月までにはまとめたい。